学校におけるICT活用促進を目指して、会員が自主的にプロジェクト組織を立ち上げ、調査研究活動を推進しています。
委員会の下に、目的に応じていくつかのプロジェクトが設置されます。
プロジェクトの数は、年度によって異なりますが、平成24年度は下記の3個のプロジェクトが設置されました。
平成24年6月18日に開催しました全体会の報告は、
こちら。
- 第1プロジェクト
教育コンテンツの形態と流通に関する調査研究プロジェクト
(略称:コンテンツ流通検討プロジェクト)
本プロジェクトでは「より良い教育ICT 環境は学びの機会を充実させてくれる」という考えの基、コンテンツ流通に注目してきました。今年度はコンテンツそのものにも注目し、新たな試みをしていくことになりました。現時点では関連情報の収集共有、標準化を意識した検討や試作などを行うことが決まりました。
先ずは、教育ICT に関する国内外の情報を集め共有します。教科書会社、教材会社、ソフトウェア関係、ハードウェア関係、サービス関係など多くのステークホルダーが出席する本プロジェクトならではの情報収集と共有を行います。
また、標準化の観点から検討、および試作を行います。教育コンテンツは、さまざまな新しい試みが行われておりますが、利用者から見た操作性、教育コンテンツ間の連携などの相互運用性、統一された学習記録の保存、制作や流通の効率化、アクセシビリティなど多くの面において標準化のメリットが存在すると考えられます。SCORM、epub3、HTKL5、電子カルテ等、e ラーニング、電子出版や医療分野などにおける標準化の動向や問題点なども参考にしつつ、クラウド環境でのプロトタイプの試作を行います。
参加メンバーの強みを生かした協働を実証的に進行してまいります。
- 第2プロジェクト
教育用ソフトウェア・コンテンツの活用に関する調査研究プロジェクト
(略称:教育用ソフトの活用プロジェクト)
本プロジェクトは、「どのようにしたら学校現場でICT が利活用される
のか」をソフトウェア活用の観点から検討していくプロジェクトです。学校現場の見学を通じ、ICT 活用の課題や問題点を研究していきます。
① 現場の教員はICT を利活用するために「何を求めているのか」、「何に困っているのか」
② ソフトウェアが効果的に活用される場面を創るにはどうすればよいのか
具体的には、普段着の授業参観を主とし、その他に夏季教員研修や公開授業見学、教員養成講座の聴講等を行います。ICT が実際に活用される普通教室、コンピュータ教室、特別教室、職員室などの見学はもちろん、現場の校長、教員並びに教育委員会の指導主事等へのヒアリングや意見交換を重ね、今後の教育におけるICT のあり方について、現場のご意見・ご要望等を踏まえ、活発な議論を行い、在るべき姿を模索していきます。私たちは、フューチャースクールや絆プロジェクトといった未来型だけではなく、ごく一般的なICT環境において元気に活躍している学校や先生方のICT利活用にも注目していきます。
- 第3プロジェクト
デジタル教科書と電子黒板の活用促進プロジェクト
「教育の情報化」の推進は、21 世紀にふさわしい学びと学校を創造する鍵であると言われています。総務省では「フューチャースクール推進事業」、文部科学省では「学びのイノベーション事業」がスタートし、これからの学びを拓く実証研究の行方が期待されるところです。こうした流れを受け、第3 プロジェクトでは、「デジタル教科書」と「電子黒板」が教育の情報化推進に欠かせないものと捉え、それらを活用した新しい授業についての調査をするとともに、新しい授業スタイルや学習環境などについても調査研究を進めていこうと考えています。
デジタル教科書、電子黒板の普及のためには、現場の先生方に普段使いして頂くことが一番の早道だと考えます。そのために今年度は、デジタル教科書や電子黒板のインタフェースの標準化について議論をしていきたいと考えています。
さらに、デジタル教科書や電子黒板を普段の授業で活用している事例を、視察したうえで、授業案や動画等をブログ形式の専用ウェブサイト「でじたる教室日記」で発信、さらにFacebook ページでの共有を図っていきたいと考えています。
同時に、今後の学習者用デジタル教科書・教材の制作に欠かせないといわれる、HTML5 やePub3.0 についても有識者を招いての勉強会を実施していく予定です。