学校教育においても同様で、「著作権教育」に対する関心が高まっています。平成19・20年度に告示された新学習指導要領において、中学校・高等学校の技術・家庭、情報に加え、音楽、美術等においても教育内容に著作権を取り扱うことが盛り込まれたことから、学校での著作権教育への取組みの重要性がより増してきているのです。
こうした背景を受け、このたび平成26年度「学校における著作権教育アンケート調査」を実施し、報告書としてまとめました。この調査は平成16年度、平成22年度に引き続き、文化庁長官官房著作権課の協力、公益社団法人著作権情報センターの企画のもとで、一般社団法人日本教育情報化振興会が実施したものです。
調査結果は、各学校における著作権教育に対する意識や取組の現状が把握できるように構成し、また前回、前々回調査との比較から推移や変化も見ることができるようにしました。
この調査報告書が、各学校における著作権教育への意識向上に資するとともに、様々な実施主体における施策を有効に展開するための基礎資料として広く活用されることを期待しております。