目的・狙い

 今後、日本国内で急速に進む教育でのICT活用の普及と深化について、会員メンバーとともに、すでに先行している海外の先進的な事例や研究成果を現地にて視察・調査し、各国の政府、学校、産業界が昨今の教育の情報化をどのように捉え、必要とされるコンピテンシーやスキルをどのような体制、管理、方法で育成しようとしているのかについて調査し知見を得ることを目的にしています。

活動概要

 平成30年度は6月にオーストラリア視察を実施しました。クイーンズランド(ブリスベン、ゴールドコースト)の教育行政機関、学校などを視察し、またシドニーへ移動して大規模展示会を見学しました。STEM教育で世界的にリードしているオーストラリアの教育について、日本との違いを多く学ぶことができました。
 また、年度後半は、オーストラリア視察メンバーなどからも意見をいただき、次年度の視察の企画を進め、最終的には電子政府で有名なエストニアと、世界に先駆けて先進的な教育を進めてきたフィンランドを候補地とし、2019年5月に富山大学名誉教授の山西潤一先生に団長として無事視察を実施し、後日会員向けの報告会を開催しています。